木村洸太の酒米づくり奮闘日記 vol.1
地元農家と共に歩む酒米づくり ー 観音寺市田野々地区で出穂期巡回を実施
2025年8月29日、JA豊南農業振興センター様および西讃農業改良普及センター様のご指導のもと、観音寺市田野々地区において、弊社契約農家の皆さまが栽培される令和7年度産「山田錦」の出穂期現地巡回を実施いたしました。
今回の巡回では、田植えから凡そ2ヶ月が経過し出穂を間近に控える圃場を巡回し、出穂期特有の病害虫(いもち病や斑点米カメムシ等)への防除対策、適切な水管理・肥培管理の方法について、専門家の方々から農家の皆さまへ指導が行われました。現場では一つひとつの株の生育を確認しながら、今年の作柄を見極める真剣なやりとりが交わされました。
本年は、田植え時期が平年より2週間ほど遅れた7月上旬となりましたが、その後の7-8月は平均気温が平年を上回り、稲の生育は早いペースで進んでいるとのコメントをいただきました。農家の皆さまからも「天候に合わせた細やかな管理が求められる年だが、良質な山田錦を収穫したい」という力強い言葉が聞かれました。
田野々の生産者の皆様の情熱によって育てられた山田錦は、当社にとってはなくてはならないとても大切なお米となっており、川鶴酒造では、地域の農家の皆さまと共に土づくりから酒米栽培に向き合うことを何より大切にしています。
地元の契約農家の方々と酒蔵が一体となって育むお米が、私たちの酒造りの基盤であり、酒の味わいに直結します。田野々の豊かな自然と農家の皆さまの努力に支えられ、今年も素晴らしい酒米が実ることを社員一同心待ちにしております。
川鶴酒造 醸造チーム
木村 洸太
