想い

「川の流れの如く、素直な気持ちで呑み手に感動を」初代より受け継がれたこの酒造
りの精神を守り蔵人全員が本気で取り組む真の酒造り集団を目指しています。

酒米

酒を造る者は、米を知らなければいけない。

川鶴酒造は、酒造りだけでなく米作りへの取り組みにも積極的です。

「酒造りは米作り。酒を造る者が、米を作る苦労を知ったうえで酒造りに取り組
む。」

川人裕一郎が蔵に戻って3年目から、蔵の隣にある田んぼを「自家実験田」として自
分達の手で山田錦の栽培をスタート。全社員が田植えから草刈り、稲の収穫までに携
わり、そのお米で川鶴のお酒を造ります。

その活動は地元で徐々に知られるようになり、地域の皆さん・地元の農業高校生・愛
飲者の皆さんが一緒に参加してくださるようになりました。
その田んぼで育った粒揃いのお米で酒造りに取り組んでいます

お米の味わいを余さず詰め込んだような、旨みが心地よく広がるような味わいが「川
鶴」のお酒の共通点です。使用する原料米は自家栽培米をはじめ、地元香川県産のお
米が大半を占めています。

蔵の裏手に流れる、蛍が飛び交う清流・財田川は地元では別名・宝田川とも呼ばれ、
田に宝をもたらす水源とされています。その財田川の地下伏流水を仕込水としていま
す。

現社長は、東京農業大学醸造学科を卒業後、アサヒビールを経て国税庁醸造研究所
(現・独立行政法人酒類総合研究所)で学び、1996年のとき帰郷しました。義兄の越
田達夫も異業種から同時期に入社、2人が川鶴のかじを取り始めました。

社長を継ぐ直前、父の洋造時代の広島杜氏(とうじ)が高齢のため引退したので、つ
てを頼って但馬杜氏の寺谷保に来てもらいました。

酒造りは集団の仕事です。味は経営者の意向を受けた杜氏の技術と統率力で決まりま
す。旨口の基本は変えずに、すっきりしたキレのある口当たりに変えていきました。

これからも、妥協なく高みを目指すベテラン社員と、新しい視点を持った若手社員
が、手を取り切磋琢磨し、日本酒の幅を広げていきたいと考えています。

「みんなで議論しながら、日本酒が持っている可能性に挑戦し続けます。
地域の方々との協力による商品開発も事業の柱として捉えています」

志を共に、これからも社員一丸となって川鶴を盛り上げていきます。

毎年10月20日頃から仕込みを開始します。
甑倒し(こしきだおし)は3月下旬から4月上旬です。
完全に仕込みが終了する皆造(かいぞう)は4月いっぱいかかります

酒造りに用いる米は香川県内産の米は山田錦、オオセト、さぬきよいまい、おいでま
いを、使用しています。
県外では岡山県産の雄町、兵庫県産の山田錦を使用しています。

これら5種類の米の特徴を最大限に活かす酒を造ることが私たちの原点です。

小仕込みの作業は全て手で行い、目の行き届く、手の行き届く範囲で蔵の技術を最大
限追求しています。
蔵人全員が「安心」「安全」「理解」「納得」するまで吟味して、酒造りに取り組
んでいます。

かつて防空壕だったという地下室を冷貯蔵庫として利用しています。
ここの冷貯蔵庫は商品化されているお酒ではなく特別な酒が貯蔵されています。

斗瓶で囲っている長期熟成酒がメインで、一番古いお酒は昭和43年に製造されたも
のがあります。
室温5度の低温貯蔵庫で貯蔵されています。